去年の7月から小説家になろうにて掲載を開始した『異世界に転生したら村八分にされた』は、気が付けば累計閲覧数500万を超えて、100万字を超える物語になっていました! (※ 現在は600万PV/120万文字程度)

そう思って見返してみると、なんとも色々と感慨深いものがあります。

まどかも長編小説そのものは何度となく書いてきた事があるのですが、さすがに100万字単位の物語を書いた経験がなかったのであります。

これだけの文字数を書いてみると、本にすると5冊以上(本のサイズや纏め方にもよりますが)になるわけで、当然、登場するメインのキャラクター数も10以上になってきました。

本当、こんなにたくさんの女の子をかき分ける機会なんて今までなかったので、いろんなタイプのヒロインを自分の引き出しの中にしまう事が出来たんじゃないかなと、今回はその収穫に大喜びです!

 

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さて、長く物語を書いてきて色々と感じた事があったので纏めてみようと思います。

もちろんこれは、まどかの所感に過ぎないので、他の作者さまや小説を読まれている読者さまで感じる事は違うかもしれないですねw

 

① 長編小説は物語の書き出しの頃は、非常に筆が乗る。ところが徐々に文字数が増えてくると、ある程度考えながら書かなくてはいけなくなる。

長編の冒頭はプロットをきったあと、あれもやりたい、これもやりたいという気持ちが非常に大きいので、試し書きする意味も含めてサクサク物語が進む様な気がします。

逆に、物語の印象付けをしなくちゃいけない重要なパートにかかってくると、筆の歩みが減退してしまいますw
恐らく、ここで物語の印象付けに失敗したらどうしようとか、そういう不安が筆の進みに出てしまうのだと思いますw

 

②続けていくうちに、その物語の「お約束」が出来上がっていく。

拙作「異世界に転生したら村八分にされた」の場合、物語ののっけから主人公のシューターは全裸です。
物語の進行に合わせてようやく途中から服を身に着けるのですが、この時いろいろな葛藤がありました。

というのも、全裸の印象付けで物語を進めてきたものの、仮にも現代人が転移・転生したのにも関わらず、全裸で平気で居続けるのはどうなんだろう。
読者のひとも、いつまでも裸でうろついている主人公に対してあまりいい気持ちがしないんじゃないだろうか。
などと、色々と考えていたんです。

結果、途中で街に出かける時に最低限の服を身に付けるようになる(腰みのとひもぱん、毛皮のチョッキ)のですが…

戦闘になると、服が破損したりして、本作では服が脱げて全裸になってしまうんですねw

最初の内はやりすぎるとアザトイと言われるかなーと思っていたのですが、近頃はバトルシーンに突入すると「すわ全裸?!」という感想を頂く様になり、これもひとつの本作の様式美なんだなと安心しはじめているところです。

 

③読者に安心感を持って、エピソードを見せる方法

本作の場合は主人公:シューターの一人称視点をメインに据えて、物語を進めています。ただ、シューター視点だけだとエピソード全体の補完が難しくなるので、適時適時で「閑話」パートとして、別の登場人物の視点でエピソードの補完をするように工夫をし始めました。

ところで前出の②ではないですが、本作における「お約束」の流れが出来上がるまでは、やっぱりシューターが苦戦をすると、どうやら読者さまも今後どうなるのかという不安を抱かれている事が何となくわかってきました。

なろう小説だからそうなのか、ここは言及が難しいところだと思うのですが、本作の感想欄を見ていて思ったのは「読んでいってある程度展開に安心感がある」前提で「良い形での意外性」がある事が望ましい、そんな風に読者さまたちは思われている気がします。

してみると、ふと気づいたことがひとつ。

ある章のクライマックスに入る前に、別キャラ視点の閑話を挟んでダイジェスト的にエピソードを俯瞰する。
その後に主人公:シューター視点でエピソードを描写すると、何となく安心して物語を読んでもらえるのかな、という風に感じた(気付かされた)次第です。

最初からある程度「こうなりますよー」というのがわかっているエピソードだと、確かに読んでいて安心感有りますしね。
全部のパートでこれをするのはむずかしいですが、苦戦前提の要所でこれをやるのは面白いな。そんな風に感じた次第です。

 

自分はもともとラブコメ書きを自認してきたのですが、ライトノベルを読み始めたキッカケになった作品が神坂一先生の『日帰りクエスト』シリーズだったので、こうして原点に戻ってこれたのが非常に感慨深いものであります!

何でかっていうと、この『日帰りクエスト』シリーズは、主人公の女子高生が異世界に召喚されて『日帰り』でその世界にかかわっていくからなんですね。

まさに異世界転生モノ。
チートこそないですが、現代人の知識や、持ち込んだ現代の道具を使って、世界を的な流れは、ある意味でなろう小説と共通するところがあるな、なんて思ったり。

 

異世界村八分の物語的な終着点はまだまだ先ですが、本年1年を通してしっかりと執筆に取り組んで、納得のいく形で完結を迎えられればいいなーと思います!